バレエでいうアダジオはデベロッペ、ロングバランス、プロムナード、パンシェなどのパをバー、センターでレッスンすることと、男性と女性が組んで踊ることを指すのですが、ここでは後者のことについて少しお話をしますね。
なんで男性と女性が組んで踊ることをアダジオ、アダージョというのかという疑問が先に立ちました、バレエ用語は音楽用語から転用されたものが多いですね。
アダジオレッスンまたはパドドゥレッスンというものがあって、主に男性が女性を支える形なのですが、それをサポートと呼んでおります。
アラベスク、アチチュードの支持、ピルエット等の回転のサポート、リフト、などなど男性は女性をサポートする技術を練習します。
体の小さな私はリフトはもちろんのこと、アラベスクのパンシェのサポートするのが大変でした。
アラベスクのオーバーヘッドリフトは女性を下ろす時の方が難しいのです。降ろす練習をするにはリフトしないといけません、よって何回も練習できるように筋トレに励みました。今でも50kgくらいまではリフトできます。ちなみに私の体重は54kgです。
ピルエットのサポートは私の身長が低いうえにても短いので苦労しました、よく腹に膝蹴り、顔にエルボーを喰らいました。
そうならないように私なりに工夫しました。どう工夫したかというのは文書じゃわからないですね。
でも、女性ダンサーを上手にサポートできたら気持ち良く踊れました。苦労はしたけどアダジオは好きです。
いつかグランパドドゥにチャレンジしてみたいと思っている方も多いと思います、ぜひがんばってチャレンジしてみてください。きっとバレエがもっと楽しくなりますよ。